眼底所見の撮り方 眼底鏡


眼底検査の方法

患者には両目を開けさせ遠方正面を見るように指示する
右目を観察するときは右手で眼底鏡を持ち、患者の右にたち、右目で観察する
45度外側から観察する
まずは視神経乳頭を見つける
 

[正常]
網膜静脈と動脈直径比は3:2が正常

[異常所見]
動脈が細い:動脈硬化・攣縮
耳側蒼白:耳側が正常以上に白い。MSの疑い。
視神経萎縮:視神経乳頭全体が蒼白
乳頭浮腫:視神経乳頭が発赤・腫脹
うっ血乳頭:乳頭浮腫、網膜動脈の狭小化、静脈の怒張蛇行、出血など
→頭蓋内圧の亢進

[分類]
高血圧性眼底の分類にはKeith-Wagener分類
網膜細動脈硬化の分類にはScheie分類が用いられる



[疾患別の所見]
HT: 動脈の口径不同、狭小、出血班、白斑、網膜浮腫、乳頭浮腫など
DM: 微小動脈瘤、点状出血、硬性白斑、血管新生など
CKD: 網膜浮腫、白斑
多血症:動静脈の拡張、眼底が暗赤色
白血病:静脈の拡張、Roth斑(出血斑の中心が白い)
SLEbehcet dis: 綿花様白斑
結節性硬化症:桑実状腫瘍


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