2020年2月2日日曜日

[2020年] 神経内科領域で絶対読むべき教科書

神経内科オススメの教科書です。
初学者〜入局3年目くらいまでを対象にしています。
私が読んだ中でも個人的にオススメのものをpick upして紹介します。

[総論]

・神経内科ハンドブック
診断学から疾患まで1冊で神経内科の全てが詰まっています。
最近改定されて今は第5版が最新です。
神経内科で何か1冊というのであればこれでしょうか。

以前は神経症候群もお勧めに挙げていましたが、医忠誌ですべて見られるようになりました。

[神経診察]
 
神経内科はハンマー1本で診察…と言われています。
最近は画像診断の進歩によりそうでもないような気がしますが
神経診察が大事なのは言うまでもありません。
どれか1冊といったらベッドサイド。
・ベッドサイド神経の診かた
神経内科医で持っていない人はいないであろう1冊。
診察方法について学べます。患者さんを診察する前に1回は通読すべきです。
1冊通読すれば所謂Full studyを取ることができるようになります。

・神経内科ケーススタディ
さらにより実践的な考え方を学ぶにはこちら。
所見から責任病変の特定方法など
いわゆるanatomicalな診断の考え方を学べます。
神経診察は所見から解剖学的病変部位の推察をすることが1番大事です。
何回も読み直すべき一冊。

[解剖]

・臨床のための神経機能解剖学
定番の1冊です。
神経診察で病変部位を推定できても詳細な解剖が頭にはいってないと意味がありません。
文章も少なく無理なく読める1冊です。

[脳卒中]

脳卒中でどれか1冊といったらこちらがおすすめ。
研修医~レジデントのレベルであれば病態から画像診断、病変部位の推定・症候学、治療までこれ1冊あれば大丈夫と思います。
現在の最新は第4版。
レイアウトも綺麗で見やすいです。

[パーキンソン病]

パーキンソン病に関する最新の情報はこれ1冊で十分と思います。

[認知症]

認知症は細かくいろいろ読むよりガイドライン1本でよいです。

[アクチュアルシリーズ]
 
最近このシリーズの本がよく出ていますね。非常にまとまっていて読み物としても読みやすくオススメです。とは言っても全部読むのも大変なので臨床に役立つものだとこの3冊がオススメです。

[てんかん]

最近は新規抗てんかん薬が次々に登場し教科書的な知識では追いつかない部分が多いです。実際の臨床現場ではlevetiracetamやperampanel, lacosamideが広く使われ副作用の観点からも従来の抗てんかん薬は減ってきている印象があります。しかし、やはり私としては基礎が大事だと思います。VPAやCBZなど古典的な薬を知った上で新規抗てんかん薬を選択すべきように思います。2018年に第4班が出版されLEVやTPMなどまでの新規抗てんかん薬まではカバーしています。非常にわかりやすくオススメの1冊です。

[救急]

救急領域では有名なINTENSIVIST。
神経内科領域の2冊です。
神経内科医は救急に関わる機会はそんなに多くはないと言われていますが
脳卒中や神経免疫疾患ではやはりICU管理が必要になります。
いざという時に知らないでは済まされないように思いますので
読んでおくべき2冊に思います。

[画像]

正直、臨床ではこの2冊にも載っていないような特異な画像を呈する例は
いくらでもあります。しかし、この2冊が基本となることは間違いないです。
基礎的な部分はよくわかる脳MRIで十分でしょう。

[神経伝導速度検査]
   
とりあえずは[DVD付] 神経伝導検査と筋電図を学ぶ人のためにをお勧めします。
神経伝導速度検査、針筋電図、SEP、VEPなど一通りわかりやすく書いて有ります。
基礎知識がなくても割とすんなり読むことができると思います。
持ち運びには神経伝導検査ポケットマニュアルがいいかなと思います。

[脳波]

脳波はかなり慣れの部分が大きいとは思いますが。
こちらがやはり一番のオススメになります。
入門編だけしっかり読んで、あとは実際の脳波をどれだけ読むか
が重要に思います。

[髄液検査]

髄液検査の所見がまとまった1冊です。
神経内科医であれば持っておいて損はないと思います。

[病理]

病理はこれ一択と思います。
非常にわかりやすく、これを片手に顕微鏡をのぞくかないですね。
臨床像もコンパクトにわかりやすく書いてあるので
筋疾患の入門にもオススメです。

[ボトックス]

ボトックスに関する教科書
投与量や効果などはボトックスのサイトでOK
教科書が必要になるのは実際の投与場所です。
何せ、公式サイトの動画だと注射部位が少なすぎる。
日本の書籍だったら筋電図のための解剖ガイドをお勧めします。
筋の位置や刺入部位が細かく書いてあり、nEMGにも重宝します。

洋書であればBotulinum Toxin Injection Guide
これ1冊あればボトックスのことは大抵OK
症候別に刺入部位例や投与量、副作用までしっかり書いてあります。

[洋書]

とにかく持っているとかっこいい1冊です。
通読できればもっとかっこいいですが…笑

とりあえず駆け出しの神経内科医としてはこれだけ読んでいれば十分に思います。
もっと紹介したい本はたくさんありますが…
参考にしていただければ幸いです。

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