2019年10月30日水曜日

[2019年] 神経内科領域で絶対読むべき教科書

神経内科オススメの教科書です。
初学者〜入局3年目くらいまでを対象にしています。
私が読んだ中でも個人的にオススメのものをpick upして紹介します。

[総論]

総論としてはこの二つのいずれかでしょうか。
・日本臨床 神経症候群
新しいものはAmazonでは見つからず…
臨床で出会った疾患に関してはたいていのことが書いてあります。
さらに詳しく調べたい時には参考文献の論文をネットで引けばさらに良いですね。
・神経内科ハンドブック
診断学から疾患まで1冊で神経内科の全てが詰まっています。
最近改定されて今は第5版が最新です。
神経内科で何か1冊というのであればこれでしょうか。

[神経診察]
 
神経内科はハンマー1本で診察…と言われています。
最近は画像診断の進歩によりそうでもないような気がしますが
神経診察が大事なのは言うまでもありません。
・神経内科ケーススタディ
所見から責任病変の特定方法など
いわゆるanatomicalな診断の考え方を学べます。
神経診察は所見から解剖学的病変部位の推察をすることが1番大事です。
・ベッドサイド神経の診かた
神経内科医で持っていない人はいないであろう1冊。
診察方法について学べます。
1冊通読すれば所謂Full studyを取ることができるようになります。

[解剖]

・臨床のための神経機能解剖学
定番の1冊です。
神経診察で病変部位を推定できても詳細な解剖が頭にはいってないと意味がありません。
文章も少なく無理なく読める1冊です。

[脳卒中]

脳卒中のオススメはこの2冊。
脳卒中ビジュアルテキストは初学者にも非常にオススメです。
現在の最新は第4版。
レイアウトも綺麗で見やすいです。

[認知症]

認知症に関してはこの本がわかりやすくて良かったです。
ADやFTLD,DLBなどの臨床像から治療薬の選択、BPSDに関してなど
わかりやすく記載されています。

[アクチュアルシリーズ]
 
最近このシリーズの本がよく出ていますね。非常にまとまっていて読み物としても読みやすくオススメです。とは言っても全部読むのも大変なので臨床に役立つものだとこの3冊がオススメです。

[てんかん]
最近は新規抗てんかん薬が次々に登場し教科書的な知識では追いつかない部分が多いです。実際の臨床現場ではlevetiracetamやperampanel, lacosamideが広く使われ副作用の観点からも従来の抗てんかん薬は減ってきている印象があります。しかし、やはり私としては基礎が大事だと思います。VPAやCBZなど古典的な薬を知った上で新規抗てんかん薬を選択すべきように思います。2018年に第4班が出版されLEVやTPMなどまでの新規抗てんかん薬まではカバーしています。非常にわかりやすくオススメの1冊です。

[救急]

救急領域では有名なINTENSIVIST。
神経内科領域の2冊です。
神経内科医は救急に関わる機会はそんなに多くはないと言われていますが
脳卒中や神経免疫疾患ではやはりICU管理が必要になります。
いざという時に知らないでは済まされないように思いますので
読んでおくべき2冊に思います。

[画像]

正直、臨床ではこの2冊にも載っていないような特異な画像を呈する例は
いくらでもあります。しかし、この2冊が基本となることは間違いないです。
基礎的な部分はよくわかる脳MRIで十分でしょう。

[神経伝導速度検査]
   
とりあえずは[DVD付] 神経伝導検査と筋電図を学ぶ人のためにをお勧めします。
神経伝導速度検査、針筋電図、SEP、VEPなど一通りわかりやすく書いて有ります。
基礎知識がなくても割とすんなり読むことができると思います。
持ち運びには神経伝導検査ポケットマニュアルがいいかなと思います。

[脳波]

脳波はかなり慣れの部分が大きいとは思いますが。
こちらがやはり一番のオススメになります。
入門編だけしっかり読んで、あとは実際の脳波をどれだけ読むか
が重要に思います。

[髄液検査]

髄液検査の所見がまとまった1冊です。
神経内科医であれば持っておいて損はないと思います。

[病理]


病理はこれ一択と思います。
非常にわかりやすく、これを片手に顕微鏡をのぞくかないですね。
臨床像もコンパクトにわかりやすく書いてあるので
筋疾患の入門にもオススメです。

[洋書]

とにかく持っているとかっこいい1冊です。
通読できればもっとかっこいいですが…笑

とりあえず駆け出しの神経内科医としてはこれだけ読んでいれば十分に思います。
もっと紹介したい本はたくさんありますが…
参考にしていただければ幸いです。

当サイトで人気の記事まとめ
こちらも併せてどうぞ

神経内科医が持っておくべき教科書 2019

研修医になる前に絶対に揃えておくべきもの

研修勉強方法相談!

医師のためのお金の話[医師節約術・簡単副業の勧め]

医師のための英語学習法[今すぐ英語を勉強すべき理由]

医師が絶対に買うべきパソコン・ソフト

[分野別]いつかは欲しい・憧れの銘品

医師のためのふるさと納税の勧め

医師のためのアフィリエイト講座

医師が教える、絶対に成功する恋愛心理学

2019年8月21日水曜日

頭痛 偏頭痛 群発性頭痛 薬剤乱用頭痛MOH


頭痛

1次性頭痛:片頭痛、筋緊張型頭痛、群発性頭痛・三叉/自律神経神経性頭痛(TACs)
2次性頭痛:脳血管障害、血管炎、RCVS、下垂体卒中、低髄圧、髄膜炎、薬剤性(MOH)
その他:緑内障、副鼻腔炎など

1次性頭痛の診断基準
・片頭痛

片頭痛の有病率は8.4
40代までに発症することが多い
嘔気、光過敏、音過敏、匂い過敏、体動による増悪などを伴う片側の頭痛
40%は両側性
痛みの持続時間は4時間から3日程度
30%に前兆を伴う
 
治療にはNSAIDsおよびトリプタン製剤を用いる
月に2回以上もしくは6日以上発作がある患者には予防も考慮
エビデンスのある片頭痛予防薬としては,カルシウム拮抗薬(lomerizineverapamil),β 遮断薬(propranololmetoprolol),抗てんかん薬(バルプロ酸,topiramate),抗うつ薬
amitriptyline),ARBcandesartan)などがある

まずはロメリジン(Ca拮抗薬:ミグシス)またはバルプロ酸(抗てんかん薬:デパケン)で開始する。妊娠では使用できないので、妊娠の希望があればプロプラノロール(β遮断薬:インデラル)で開始する。

・三叉神経/自律神経性頭痛(TACs)
一側性の頭痛に三叉神経症状(流涙、結膜充血、眼瞼下垂、縮瞳、鼻汁)を伴うもの
V1(眼神経)の枝である流腺神経の障害により流涙、結膜充血
自律神経症状として縮瞳や眼瞼下垂(ホルネル症候群)
→群発性頭痛や発作性片頭痛、持続性片頭痛など
発作の持続時間や間欠期によって分類される
群発性頭痛とそれ以外では、発作時に興奮状態にあるかどうか

_群発性頭痛
有病率は0.12%
全年齢で来たしうる。
片側の眼の奥の激しい痛み
15分から3時間程度の持続
約7割は夜間や明け方の決まった時間に起きる
数週間程度持続する

群発性頭痛の発作時にはsumatriptan自己注射キットが有効(イミグラン皮下中)
Sumatriptanの点鼻もある程度の効果がある
経口トリプタンは発作が60分以内では効果が乏しい
経口トリプタンの中ではrizatriptanが用いられることが多い(マクサルト)
群発期の予防療法としては,高用量のverapamilが国際的に標準的な治療薬として用いられている
ステロイドも有効であるが,有害事象もあるので短期間の使用に留める
2006European Federation of Neurological SocietyEFNS,欧州神経学会)のガイドライン12)では,プレドニゾロン60100mg115日間投与し,その後10 mg/日ずつ減量し中止するプロトコールが推奨

・トリプタン製剤
セロトニン1b/1dアゴニスト
発作寛解に用い予防では使わない
前兆期や予兆期に使用しても危険はないが効果もない
群発性頭痛では発作発生から激痛までの時間が短く、皮下注射が用いられる

2次性頭痛
MOH
エルゴタミン、トリプタン、オピオイドなどの鎮痛薬を継続的に使用している患者で生じる頭痛。アスピリン、イブプロフェン、アセトアミノフェンなどの複合鎮痛薬によっても生じる。

原因薬剤の中止と予防薬の導入で対処する
予防薬にはVPAやアミノトリプチン、プロプラノロール、ロメリジンなどがある。
予防薬の効果発言には1−2ヶ月要する。

カフェイン摂取、不眠、肥満、SASなどの要素があれば取り除く


当サイトで人気の記事まとめ
こちらも併せてどうぞ

メインメニュー

神経内科医が持っておくべき教科書 2019

研修医になる前に絶対に揃えておくべきもの

医師のための英語学習法[今すぐ英語を勉強すべき理由]

2019年8月15日木曜日

自己免疫性小脳失調症


自己免疫性小脳失調症
1)    傍腫瘍症候群:抗Hu, Yoなど、Lambert Eaton症候群(抗VGCC抗体)、抗mGluR抗体
2)    GAD抗体陽性失調症:DMや甲状腺機能異常を伴う。重症でstiff-person
3)    グルテン失調症:抗グリアジン抗体。下痢や甲状腺炎など伴う。
4)    橋本脳症:TPO, Tg, NAE
*自己免疫性小脳失調の特徴
40-50代に好発し歩行障害を呈するが画像上小脳・脳幹の萎縮は軽度
血流では左右非対称の低下を認める

4. 検査
外来で小脳失調を見たら
・血液検査
→炎症反応(ESR, 抗核抗体, DNA抗体, 腫瘍マーカー, 甲状腺, Vit B1/E
GAD抗体、グリアジン抗体(LSIで出せる)、
・画像検索
MRI

5. 治療
薬物治療は確立されていない。
自己免疫性小脳失調症ではステロイドやIVIgが効果あり


当サイトで人気の記事まとめ
こちらも併せてどうぞ

神経内科医が持っておくべき教科書 2019

研修医になる前に絶対に揃えておくべきもの

研修勉強方法相談!

医師のためのお金の話[医師節約術・簡単副業の勧め]

医師のための英語学習法[今すぐ英語を勉強すべき理由]

医師が絶対に買うべきパソコン・ソフト

[分野別]いつかは欲しい・憧れの銘品

医師のためのふるさと納税の勧め

医師のためのアフィリエイト講座

医師が教える、絶対に成功する恋愛心理学