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2月, 2016の投稿を表示しています

[C1] 褥瘡

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【褥瘡】 1.       被覆材 真皮までの深さで感染がない場合に使用する。 週1回交換。 感染を起こしたら軟膏へ切り替える。 2.       軟膏   色調による分類  

[C1] 皮疹

[ 原発疹 ] 1.       色 (1) 赤:紅斑 紫斑 (2) 白:白斑 → 局所の貧血 or 色素脱失 (3) その他:色素斑 → 物質沈着 2.       大きさ (1) 丘疹:直径 <10mm (2) 結節:直径 10~20mm (3) 腫瘤:直径 >30mm 3.       内容物 (1) 水泡:緊満性  or 弛緩性 (2) 膿疱:内容は好中球 4.       のう腫:膜様物で裏打ちされた閉鎖した腫瘤性病変 5.       膨疹:蕁麻疹。皮膚の限局性浮腫。 24 時間以内に消失。淡紅色で瘙痒+。 [ 続発疹 ] 1.       萎縮:老人性  or  ステロイド性 2.       鱗屑:鱗屑が落ちると落屑 3.       痂皮:角質と滲出液などが皮膚の表面に固着したもの。 4.       表皮剥離:表皮の一部がはがれること 5.       びらん:表皮(基底膜まで)の剥離 6.       潰瘍:皮下組織までの剥離 [ 粘膜疹 ] 1.       アフタ:一過性の粘膜のびらん 2.       白板症:粘膜の角化

[A3] 輸液の基礎

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【輸液】 1.       輸液製剤 2.       組成一覧 3.       血管内分布 等張液:生理食塩水・ハルトマン液など。 100 %血管内へ。 自由水:5%糖液など。細胞内に 2/3 、細胞外に 1/3 分布。 維持液:1号なら外 2/3, 内 1/3 。3号なら外 5/9, 内 4/9 分布。 →だいたい3号の維持液で半分くらいしか血管内にとどまらない。 4.       実際の輸液 (1) 必要水分量: 30ml/kg (50kg で 1500ml/day 必要 ) 脱水ならさらに追加する。 * BW x ( 血清 Na-140) / 140 (L) が追加の目安。 (2) Na: 3-6g/day  ( 50 〜 100mEq/day )必要。 * 17mEq=1g (3) K: 10-40mEq (0.5~1 x BW mEq /day とも ) * 13mEq=1g (4) カロリー:末梢静脈からは 400kcal/day までが目安。 *   実際の輸液製剤では… 3号液( T3 )3本で 1500ml, Na 52mEq, K 30mEq, 糖 64.5g(258kcal) となるのでこれが基本。 これに低ナトリウム気味なら T3 を1本外液に変えるとか K 低めなら KCL 1A 混注するとか、脱水気味なら4本にするとか調整する。 あくまで「気味」な場合で電解質異常、腎機能障害あれば各病態の輸液に従う。 *   初期輸液を決めた後は… 尿 1ml/kg/hr となるように調整する。 (だいたい 1000ml/day 出るように) 5.       電解質補正液 いわゆる「おかず」 10% NaCl KCL          : 40mEq/l 以下の時。 0.2~0.4mEq/kg/hr で 100mEq/day まで。 アスパラカリウム: リン酸 Na: P<1.0mg/dl の時。 CV に 1A 混注する。