投稿

3月, 2017の投稿を表示しています

リハビリテーション

【リハビリテーション】 1.       理学療法 理学療法 (Physical therapy: PT) →物理的な刺激を加えて正常な反応を引き出す。 (1) 可動域訓練( ROME ) : 可動全域にゆっくりと他動運動を行う。 (2) 筋力強化・フィットネス(心肺機能強化) (3) 温熱療法:鎮痛、末梢血管の拡張、軟部組織伸張増大、痙縮軽減など (4) 寒冷療法:血管収縮、止血、痙縮・攣縮の抑制 (5) 光線療法:主に赤外線を利用した温熱療法 (6) 機械力学療法:マッサージによる局所血行改善、筋疲労回復、痙縮抑制 *   リハビリテーション医学における筋増大方法 漸増抵抗運動( DeLorme, 1945 ) 10RM(8~10 回目には筋に震えを生じ、やっと繰り返すことができる負荷量 ) を設定する。 10RM の 50%, 75%, 100% の負荷量でそれぞれ 10 回ずつ合計30回を1セットとする。訓練は週に4回以上行う。初めの20回はウォーミングアップと位置付けられている。 その他、漸減抵抗法や漸増頻度訓練などあるが、最も効果的な方法に関しては統一の見解は得られていない。 2.       作業療法 作業療法( Occupational therapy: OT ) →作業に従事することを通じて精神・知覚運動技能・認知機能の向上を図る。 (1) 身体障害者における作業療法 (2) 精神障害者における作業療法:精神科通所リハビリ(デイケア)など (3) 精神発達障害における作業療法 (4) 老年期障害における作業療法 3.       言語聴覚療法 言語聴覚療法( Speech-language-hearing therapy: ST ) 発声・発語の異常として構音障害・失語、聴覚伝導路の障害として聴覚障害。 (1) 構音障害 構音障害( dysarthria ) →発語に関する筋力障害・協調運動障害・感覚障害などで生じる。 ①    弛緩性麻痺性:下位運動神経障害による弛緩性麻痺(球麻痺など) ②    痙性麻痺性:両側上位運動神経障害による痙性麻痺(仮性球麻痺など) ③    失調性:構音筋の協調運動障害による(小

皮膚外用薬の使い分け

皮膚外用薬 1.       ステロイド外用薬 (1) Strongest                   デルモベート・ダイアコート・ジフラール (2) Very strong               アンテベート・マイザー・フルメタ (3) Strong                         リンデロン V ・メサデルム・プロパデルム (4) Medium                     アルメタ・キンダベート・ロコイド (5) Weak                          プレドニゾロン *   ステロイド外用薬の皮膚吸収率 前腕内側を1とした時に 頭:5倍くらい(上の方が低く、下に行くほど高くなる) 体幹:2倍くらい 陰嚢:40倍 2.       ヒルトイド:ヘパリン類似物質 3.       プロペト:ワセリン 4.       ユベラ: Vit E 5.       ユーパスタ:イソジンシュガー(ヨウ素+糖) 6.       カデックス:ヨウ素 7.       ゲーベン:サルファ剤+ Ag 8.       オキサロール:ビタミン D3 神経内科の勉強方 おすすめの教科書はこちら 研修医/内科医が読むべき本はこちら