[神経内科専門医試験対策] Autoimmune autonomic ganglionopathy(AAG)

Autoimmune autonomic ganglionopathyAAG
自己免疫性自律神経節障害

gAChRganglionic ニコチン性アセチルコリン受容体)に対する自己抗体を認める自律神経ニューロパチー
従来GBSの亜型と考えられていた病態

経過は急性〜慢性と多様

症状は自律神経障害(便秘、起立性低血圧、尿閉、発刊障害)などに加えて感覚障害や精神症状を伴う場合もある。

治療は急性期のステロイドパルス、IVIg, 血漿交換後に経口ステロイドを漸減していく方法が一般的。

Q, Autoimmune autonomic ganglionopathyAAG)で認められる自己抗体は何に対する抗体か?

1電位依存性ナトリウムチャネル
2電位依存性カリウムチャネル
3電位依存性クロールチャネル
NMDA受容体
ganglionic ニコチン性アセチルコリン受容体
2010 神経内科専門医試験)

正解は5です。


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