DLB criteria 診断基準 2017 Neurology
DLB criteria 2017 in Neurology
1. Core clinical features
・意識変容
・繰り返すありありとした幻覚
・認知機能障害に先行するかもしれないRBD
・パーキンソニズム(無動・固縮・安静時振戦)
2. Supportive clinical features
- 抗精神病薬への過剰反応
- 姿勢反射障害
- 繰り返す転倒
- 失神や反応性の低下
- 重度の自律神経障害(便秘、頻尿、起立性低血圧)
- 過眠、不眠
- その他の様式の幻覚
- 妄想、不安、無気力
3. Indicative biomarkers
・DAT低下
・MIBG心筋シンチグラフィで取り込み低下
・ポリソムのグラフィで筋活動抑制を伴わないREM睡眠
(REM sleep without atonia)
4. Supportive biomarkers
・内側側頭葉が比較的保たれる
・SPECTで後頭葉の取り込み低下を伴う全般性の取り込み低下
(FDG-PETでのCingulate island signはあってもなくても良い)
・脳波で後頭葉優位の徐波化
*Cingulate island sign
周囲の糖代謝低下と比較して後部帯状回周囲の代謝が保たれているため、そこだけが島状に取り込みが目立つこと。
[診断]
・Probable DLB
1) Core clinical featuresが2つ以上
2) Core clinical featureが1つでかつ、indicate biomarkersが1つ以上
・possible DLB
1) Core clinical featuresが1つで、indicate biomarkersを満たさない
2) indicate biomarkersが1つ以上あるが、Core clinical featuresを満たさない
*parkinsonismが先行する場合はParkinson’s diseaseと診断する
*PDDとDLBの判別には引き続き1 year ruleを適応する
神経内科の勉強方 おすすめの教科書はこちら
研修医/内科医が読むべき本はこちら
医師の勉強法/持っておくべきものはこちら