[A9] プレゼンテーションの勉強法

[プレゼンテーション]
正直なところ、

この分野でオススメできる本は

まだありません。

プレゼンテーションの形式は様々です。

しかも、ぶっちゃけ上級医の好みによります

本にかいてある通りにしたって

上級医のやり方と違えば意味がありません。



そもそも、我々にとって

プレゼンテーションは学問ではありません。

学問を伝える手段でしかないのです。

もちろん、わかりやすく伝える事は大切です。

巷ではプレゼンがうまいレジが

デキレジだなんてもてはやされていますが

いくらわかりやすく

ジョブスのようなプレゼンテーションをしたって

内容がお粗末だと話になりません。

重要な情報さえ、伝え漏れがなければ

多少プレゼンテーションが下手でも

患者さんに被害はありません。

プレゼンテーションがお上手でも

見落としや伝え漏れがあれば

被害を受けるのは患者さんです。

伝えるべき情報の取捨選択…

プレゼンテーションにおいて何を伝えるべきか

を決めるのはプレゼンターの知識に依存します。

プレゼンテーションのスキルとは無関係です。

医者はセールスマンではありません。

まずは医者としてのスキルを磨いていただければと思います。




と研修医ながら思っていました。

とは言っても

プレゼンテーションを勉強しなくてもいい

っていう免罪符にはならないんですけどね!

そりゃ良いプレゼンテーションの方が

仕事はスムーズに進みますし

下手なプレゼンテーション聞いてると

イライラしますからね!

回診だけでなく、学会とかでも必要ですしね。

ということで書籍紹介していきます。

前述のように

まだこれといったプレゼンテーションの本に

出会っていないので

むしろオススメがあれば

教えていただければ幸いです。


  よく出会う18症例で学ぶプレゼンテーションの具体的なポイントとコツ


これは私の中ではイマイチでした。

まず、症例ベースであること。

まあ、タイトル見れば一目瞭然なんですけどね

私は、総論的で系統的に書かれている本が好きです。

基本を理解すれば応用が利きますからね。

まぁ内容は全然問題ないんですが

やっぱり書き方が好みじゃないですね。

習うより慣れろ的な

そういうのでも大丈夫な方には


オススメです。


研修医/内科医が読むべき本はこちら

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