[A8] 内科全般 リファレンス

内科全般 リファレンス

ここでは、通読するというより

手元に置いておきたい内科全般の本を紹介します。

 
 

これはもう、説明するまでもないですね。

学生の6年間で誰もが一度は購入し、

読まずに積んである教科書だとおもいます。

前にも書いた気がしますが、

研修医になった後に

通読するような本ではないと思います。

まず、内容が病態とか、疫学とか

そういう基礎的なところがメインです。

具体的に何を何ミリグラム使うとか

実践的なところは弱いです。

目の前に、胸痛で苦しんでいる人がいても

朝倉では戦えません。

当ブログは、ごくごく普通の

勉強してこなかった研修医を

対象としていますので

朝倉・ハリソン通読はお勧めしません。

通読するなら学生の間が良いです。

(私は5ページくらいしか読んでいません)

ですが、病態とか疫学とか

知らなくてもいいってわけではありません。

いつかは知らなくてはならないものです。

なので、手元に置いておいて

初めて持つ症例のときに

その項だけさっと読む

という使い方をお勧めします。

そうすれば2年後くらいには

結構読んでいるので

今後読むのに良いと思います。

1冊は持っておいて損はありません。



 

こちらは普通にお勧めです。

研修医が検査をオーダーすると

意地の悪い(教育的な)上級医から

「その検査はなんで入れたの?」

「感度・特異度は?」

とか

治療に関しても

「なんでその治療方法を選択したの?」

とか聞かれます。

そんなこと知るか

って感じですが

たいていのことはこれに載ってます。

もちろん、evidenceが全てではないですが

各分野のevidenceを短時間で確認するには

とても優れた本だと思います。

これも通読って感じではないですが


1冊持っておいて損はないと思います。

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